05/23 23:26
GOLDEN BOYを観た。90年代ovaの作画の高さに驚愕する。セル画であってもCGであってもいい芝居が描ければいいアニメになるだろう。美術だってそうだ。その作品のリアリティを作り出せていれば役割を果たしているだろう。しかし当時のovaはそんなもんじゃあない。商業的に映画ほど大きな成功を収めれるわけではない。しかし、クリエイターがやりたいことを詰め込めるものだったのだろう。ディティールを作り込めても許されるスケージュール的余裕があったのだろう。作り手の個性を表現できる場所だったのだろう。今のアニメで全く見れないものかと問われれば、そうではない。中には強烈な個性を持った画も必ずあるだろう。見つれられる人もいるだろう。しかし、あの頃存在したovaというパッケージが、ovaという場所が、ovaというシンボルが、無くなってしまったことは確かだろう。沈みきった孤島の存在を紡いでいくには、伝説として語り継ぐ他ない。
今日のご飯
朝:柿の種
昼:パン
夜
