自堕落Everyday

楽しく生きてます。

日記367日目

04/14 00:33

昨日はノワールの最終話とDo It Yourself!!を観た。後者に関してはただ1つ。作画がぐっじょぶ。松尾祐輔様様。輪郭等の線の細い現代アニメより少し前の力感のある線の方が好きなんだけど、この作品はかなり面白かった。僕が今日改めて確信したのは、繊細な芝居でリアリティを生み出すタイプのアニメーター(松尾祐輔先生や千羽由利子先生等)が描くものは時代に左右されない、極めて普遍的なものだと。手書きアニメーションのもっとも強い部分であると思った。さて、では前者の話に、ノワールの話に入りますか。罪と赦しというものを描いた作品はアニメだけに限ってもかなりあると思う。別にそれを描くことは革新的でもなんでもない。では何故僕がこの作品にここまで魅了されたのか。もちろん音楽や美術等、演出の強さもある。が、そうではなく僕が惹き付けられたのは罪の自覚というところにある。序盤、人を殺めることになんの躊躇いも無かった夕叢霧香が偽りの生活の心地良さや過去の記憶を取り戻していくことにより自分の罪を知る。そのうえで最後はそれを受け入れ、前に、次に、これからに、新しい何かに向かっていく。この姿勢こそが人の正しい生き方ではないかと思う。大きさは違えど人は皆、罪を背負って生きているから。ただ彼女らの これから とはなんだろうかと思う。あれだけのことをしてきた彼女達に普通の人間らしい生活などありはしない。光の中での穏やかな暮らしなどありはしない。最後、2発の銃声で幕を閉じる。2人が撃たれたのか。2人の放ったものなのか。2人がこれからも放っていくものなのか。互いを撃ったものなのか。何にせよ、彼女らが光の世界で過ごせる時間など、もう存在しないということだけが確かなことだ。夕叢霧香の普通の高校生としての生活は、永遠に夢の世界のものになってしまったのだ。

 

昨日のご飯

朝:せんべい

昼:カップ

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